今回、突発的に東京に行きたくなったので1泊2日で行きました。
行ったところはこんな感じです。
~1日目~
~2日目~
国立科学博物館、東京駅でおみやげ巡り
旅のきっかけ
自分はインドア派の出不精なので旅行にはあんまり行ったことがありません。旅行先で病気とか怪我とか犯罪に巻き込まれたらどうしよう……と根拠無しの不安が常にあったからです。
しかし、３月に入ってから仕事の影響で少しのことでイライラするし泣けてくるという、絶対ストレス貯まっているだろ兆候が現れていました。
そうこうしているうち、ある日糸がプツンと切れたように、「もう、なんかどーでもいいや。怪我しても病気なっても事故に巻き込まれても死んでもいいや！」の気持ちになり、前から行きたかった東京に、初めてのひとり旅で行こうと思いたった訳です。
一週間くらい前に新幹線と宿を深夜テンションで予約しました。その日が近づいていくにつれ、死刑台に登っているような気分になっていて、心が穏やかでした。何を言われても許せました。「旅先で何らかに巻き込まれて死ぬんだもーんさよなら～」って思っていました。
行きたい場所も大体決めて、旅行前日になった頃、せっかく近くにいくので東京住みのフォロワーに会ってみたいな…と思うようになりました。それで、ツイッターで「会える人いたら会ってください」と呟こうとしては、いや、やっぱりやめとこう…と取り消すという行為を繰り返していました。
モジモジしていた丁度その時、フォロワーから会いませんか？とラインが来て、会ってみたいですと即答しました。7年くらいの付き合いで一度も実体を確認したことがないので、期待と不安な気持ちがありました。
1日目
新幹線
バスで駅まで向かい、新幹線に乗りました。感情が高ぶっており、向かいの発着場に新幹線が到着する音で涙が出そうになりました。わたしはパレードでもお祭りでもその場に行くと音と熱狂で泣きそうになるので、なぜか新幹線にも同じ空気を感じました。うとうとしながら東京駅に着き、ホームに降りた時人が多くて上下左右斜めに行き交っていて、マジで方向感覚が狂って右往左往していました。うおお東京だと思いました。何とかスマホをみながら出口を探し、錦糸町行きの電車に乗りました。錦糸町駅に着いたとき、何かデッカイ輪っかがあったので記念に撮りました。
そこからバスに乗り換えてすみだ水族館に向かいました。
すみだ水族館
始めにめちゃくちゃでかくて綺麗な熱帯魚水槽が出迎えてくれて、ああありがとう文化、お金、技術…。と感動しました。ガラス面にコケも生えず、水草も美しい、丁寧に丁寧に手入れしてある見事な水槽でした。
いくつかの水槽を拝みながら先に進むとクラゲがいました。クラゲも好きな生物のうちの１つであるのでじっくり観察していました。脳もない、ということは意識もない、だけど生物として生きている。ロボットでは決してない、ふよふよと水のなかでしか生きられない、透明な愛らしい生き物です。
そして、事前に調べていたペンギンカフェに行きました。ペンギンをみながら食事が出来るなんて素敵すぎる…。ペンギンの氷が乗ったジュースを水槽を眺めながら飲みました。肝心のペンギンは飼育員に速やかに寄っていき、餌をねだっていました。かわゆい。
近くにいたので撮ろうと思ったら餌に群がるために足早に去っていったペンギン。
ジュースを飲み終えて金魚コーナーをぶらぶらしているとめちゃくちゃかっこよく、綺麗な魚がいました。鉄魚というらしいです。渋い。
その後かわいいキーホルダーを買いました。ペンギンのはねが入ってるらしいです。いつでもどこでもペンギンを実感したい気分だったので最高です。
ソラマチ探索
わたしはその時胸元が開いた服を来ており、少し恥ずかしいな…と感じていたのですが、エスカレーターに乗った際、前にいた女の子のズボンが短すぎて太ももとお尻の境目が少し見えていたのをみて、この子が堂々と歩いているならわたしも胸元開けて胸張って歩こう。と思い、少し勇気が出ました。
お昼ごはんです。健康的で美味しゅうございました。
それから、抹茶のドリンクを飲もうと思っていたのですが、店がどこ探してもなかったし歩き疲れたので仕方なく近くにあったくそ高いバナナジュースを飲み、ホテルに行くか…と移動したら出口付近で見つけました。お腹がちゃぽちゃぽで飲めなかったので悔しさで見つめながら去りました。
神保町探索
神保町駅近くのホテルにチェックインした後にぶらぶら歩きました。あんまり時間が取れなかったのですが、フォロワーに教えてもらった豆本がたくさんある呂布書房に行きました。小人が行く書店みたいな感じでめちゃくちゃかわいいなと思ってじっくり回りました。そこで豆本と蔵書印を購入しました。
わたしは幻想文学が好きなので、羊頭書房にも行きたかったのですがあいにく閉まっていたため行けませんでした。次は絶対に行きたい…。
神保町は、そこら中に古本が置いてあり、店先で読んでいる人々がいて文化すげ～と思いました。
国立新美術館
マティス展が開催しており、閉館時間滑り込みで行きました。マティスはダンスの絵しか知らず、特に興味は無かった画家でした。始めの静物画や人物画は言ってしまえばあまり「上手な絵」ではなく、これが続くのかなあ～と思いながら足早に移動していました。
しかし、途中から切り絵的な表現の絵が現れ、ビビッドな色使いに変わり、マティス展のポスターに使われている絵が現れて、一気に引き込まれました。うん十年前にこの色使いや技法を貫き通すマティス、めちゃくちゃかっこいい…と感動しました。
最後には集大成とも言える、礼拝堂が再現された部屋が現れて痺れました。最期にあなたはこれがやりたかったのか！！と…。
思わぬ感動で見てよかったな…と思い、ポストカードを何枚か購入し、ホテルに帰りました。
フォロワーとの邂逅
ついに、この時が………………。
松の頃からのフォロワーである、しつづみさんと健康にぼしさんに喫茶店で会いました。
紅茶のお店で、わたしはアイスミルクティーを頼みました。しつづみさんは事前にたくさんとサンドイッチやスコーンやババロアを頼んでくれていました。めちゃくちゃ美味しかったです。
正直緊張しすぎてあんまり覚えてないですがお二人とも気を遣ってくれてあまりしゃべれない自分の代わりにお話してくれたのは覚えています。ありがとうございます。
そしてスケブを描いて欲しいと頼まれて描いていたら喫茶店が閉店となり、近くの公園に移動しました。わたしはずっとお二人がお話しているのを聞きながら絵を描いていました。わたしを前にして汚い話をするのはやめよう！と綺麗な話をしようとしていて、何も思い付かない…となっていたのが面白くて、綺麗な話じゃなくても大丈夫ですよ、と言わずにいました。(すみません…。)
スケブを書き終わったあと、お別れしました。お礼にと図書カードも頂きました。ありがとうございました……。
まさかフォロワーに会えるとは思っていなかったので夢のようで、ふわふわした幸せな気持ちで眠りにつきました。
まだ会ったことのないフォロワーにも絶対に会いたいなと思います。東京には必ずまた行きますが、わたしの地元にもぜひ来て欲しい気持ちです。
↓Xに乗せた漫画
２日目
国立科学博物館
10時頃にホテルを出て科学博物館に行きました。ここは前々から行きたかったところで、今回の旅のメインといってもいいぐらいの気持ちです。企画展もやっていましたが、常設展の方が興味があったためそちらに行きました。膨大な数の知識があり、その分野分野に専門家がいると思うと人間の探求心はすげえと思います。
これは面白いなと思ったものたち。
こんなに関節症酷くなることある！？と思った。
巨大なシカの骨はかっこいい。
にょろにょろしててシュール。
キリンのベロらしいです。えっ…？こんなになってるの？えっ…？と思ったけどほぼ気管と食道で安心。隣は牛の腸が長々とあった。
こんなギラギラ光るような骨になるんだーと感動。
マンモスの骨で出来た家？！骨で家作るのかっけえ。
魚群の化石。キュート！
最後はウミユリの茎の化石を購入しました。星形でかわいいです。
意外と巨大施設で回るのに時間がかかりました。最後に3Dの立体映像を見たのですが、少し酔ってしまいお昼ごはんは食べませんでした。
やっぱり、人間の文化が一番興味深くみれました。化石から病気を推測している展示が記憶に残ってます。人間はメタ的な認知が出来てこういう博物館まで作って、頭いいんやなあと思います。次は時間あれば解説とか見たり聞いたりしながら一日中浸りたいですね。
東京駅
最後は東京駅でおみやげ巡りをしました。ま、大丈夫やろと思って全荷物が入っているリュックを担ぎながら巡ったら肩と腰が終わって最後１時間は待ち合い室で休憩していました。
↓これはおいしかったドリンクです。鉄観音と青リンゴとゼリーが入っていました。青リンゴを食べるとき、ストローに刺してむしゃむしゃ食べていたのですが、少し恥ずかしかったです。
旅、終了
新幹線に乗り旅は終了しました。
めちゃくちゃ楽しかったです。終始一人なのでストレスフリーでした。途中でなんか変なのに巻き込まれて死ぬやろうと思い、くさくさした気持ちで行った旅でしたが、案外穏やかで東京の人も地元の人も人種は変わらないんだな…と思いました。(むしろ、地元駅に帰ったとき叫んでる人が多すぎて地元の方が治安悪いんじゃないかと思うくらい)
フォロワーと会えたのが一番の思い出です。また会おうねと約束したので今後の楽しみが増えました。生きよう…。
ストレスが貯まっていましたが、旅を経て解放された気分になりました。フォロワーに教えてもらった、草間彌生美術館や葛西臨海公園に行きたいしフォロワーにも会いたいのでまた絶対いくぜ東京。
